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羽曳野市の犬猫小動物クリニック。グランママ動物病院です。

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2018.10.02/病気のお話

猫の慢性腎不全の話

動物の高齢化に伴って、慢性腎不全の病気がかなり多くなりました。

 

慢性腎不全とは、腎臓の機能が徐々に低下することで、腎臓の機能である「尿を濃縮する」「毒素を排泄する」「造血ホルモンの分泌」などができなくなっていく病気です。

初期であれば無症状ですし、中等度であれば元気食欲の低下、嘔吐、多飲、多尿、脱水、貧血などがみられ、重度であれば発作などもおきます。

 

腎臓の細胞は一度壊れてしまうと再生せず、慢性腎不全は少しずつ進行します。

残念ながら治る病気ではありません。治療は、いかに進行を遅らせるか、残りの細胞を守っていくかが目的になります。

進行を抑えるためには
① 塩分、タンパク質の制限
② 脱水の補正
③ 腎毒素の排泄
④ 高血圧なら昇圧剤
⑤ タンパク尿を抑える
など、進行度合いやその子の性格などで治療の選択は変わってきます。

慢性腎不全は治る病気ではないため、長い治療経過になります。

治療の最大の目的は、ご家族が穏やかで幸せな生活をおくる、これが一番だと思っています。そのため、そのご家族によって治療選択は違うと思いますので、しっかりご相談し治療をすすめていきたいと考えています。

 

一例を紹介します。
浜川タロウ20歳3か月 (うちの猫です)
16歳の時、元気・食欲はあるが、水を飲む量が多くなったとふと気づき、血液検査を実施したところ、尿素窒素、クレアチニンの腎臓の数値が上昇しており軽度に貧血がありました。
尿検査では低比重尿(薄い尿)、エコー・レントゲン検査で腎臓萎縮所見を確認し、慢性腎不全と診断しました。
(腎疾患といっても色んな病気があるから血液検査で数値が高いからといって慢性腎不全と診断できないのです)
腎臓病食と定期的な点滴と血管拡張薬を開始したところ、腎臓の値は安定し貧血も改善、維持しています。長い治療経過ですが、20歳4か月のタロウ君は今も元気で穏やかに生活しています。

 

(写真写りがいつも悪いタロウ君:早くなでてくれ)