2018.09.07/病気のお話
ハムスターの心臓病
ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターの寿命はだいたい2年といわれており、年を取るにつれハムスターも色んな病気を抱えることがあります。
その一つである心臓病のお話をします。
ハムスターの心臓病はよくみられる病気ですが、なかなか気づくことも難しい病気です。
症状として疲れやすい、手足のむくみ、呼吸が早い、血色が悪い、上を向いて水が飲みにくい、などがあげられます。
私の飼っているゴールデンハムスターを例にお話しします。
ある日、回し車で遊ばなくなったな、とふと感じたのが始まりでした。よく観察すると呼吸が早く鼻先は紫色をしていました。
検診の結果心臓病を疑い、強心薬、利尿剤、血管拡張薬などの治療を始めてから、回し車で遊ぶようになりごはんもしっかり食べるようになりました。
しかし、ハムスターの心臓病は治る病気ではありません。
そのためご家族とその子に合った治療をすすめていくことが大切だと思っていますので、お気軽にご相談していただければ幸いです。
獣医師 浜川