2017.12.18/病気のお話
冬は尿石症の多い季節です。
寒くなりましたね。尿石症が多い季節です。
尿石症(結石症)というのはつまり、腎臓や尿管、膀胱、尿道のどこかに結石が作られ何かしらの症状が出ることをいいます。
できる場所によって症状は様々ですが、結石がある場所によっては命を脅かすため油断できません。
ではまず初めになぜ冬に多いのかご説明します。一言でいうと、寒いから飲水量が減る!からです。私たち人間も冬に水分量が減るのと同じですね。
結石は一度できてしまうと厄介な病気です。結石の種類によって溶かせる石と溶かせない石があるため、外科的に取ることもあります。
そのため石になる前の「結晶」の段階に予防することが大切です。
予防方法は人と同じです。水分をたくさん取らせます!
ここからは愛犬・愛猫ちゃんたちと飼主さんの駆け引きが大切になります。
いかに水を飲ませるかですが、わんちゃんの場合、ごはんの中にぬるま湯を入れると意外と飲んでくれますし、無理ならササミスープなどを作ってみたり。
ネコちゃんは少し大変です。気まぐれにごはんを食べる生活スタイルが多いし、ふやかしたりするとごはんを食べなくなります。飲水量をどうしても増やせない場合は、結晶を作りにくくする療法食に切り替えます。
水分を多く取らせる、または療法食に切り替えることで結石を作らせないようにすることが大切です。
「結晶」が出ていても症状がないことが多いため、健康診断で一度尿検査をしてみるのもいいかもしれません。尿の取り方はしっかりご指導しますのでスタッフにご相談してみてください!